●建具職人の技を見る 東京の木で家を造る会 プロ向け勉強会 さて問題です。左の写真は何でしょう?って言っても題名で大体分かるかな?これは障子の格子なんですが今回の僕のお気に入り!お寺からの依頼で製作したそうですが、なんとも粋な設えです。 僕だったら椅子に座って、目線より少し低いラインで横に1本設えたいな~、地杉の板を挟み込んでもいいな~と、これだけで創造が膨らんできます。武井さん!次回コレ使わせていただきますよ! 杉の建具材、 左から秋田杉・官材、多摩の地杉、さらに天然秋田杉を並べ3枚の比較をしている所です。違いが分かりますか?実際に見ると声も出ない位すごいんだけれど… 秋田官材は今では「無い」と言われるほど、市場に行ってもまず見れないでしょうね、武井さんもよく持っているなぁ~と思いつつ、やっぱり職人!好きなんですね!と思わせてくれます。写真中央は東京の木で使う建具材として浜中材木店より出された地杉ですが、これ程、目の詰まった杉を出してくれる事自体がスゴイと思えます。(そうでなければ使い物にならないともいえますが)写真ではわかりずらいと思いますが、3枚目の写真では天然秋田杉と地杉を比べています。聞けば今ではブランドの違いで値が高いだけとか…良さはあるんでしょうがコストと比較すると地杉で十二分すぎるってことです。実際に杉材を見たときに、説明される前に「違いがないじゃん」ってつぶやいちゃったしね。 ※参考までにお伝えしますと秋田官杉は㎥/400万円を超えるそうです。 午後から3時間近くもの間、熱心に、嬉しそうに、そして優しく、僕のつまらない質問にもお答えしていただき、普段設計をしていても知り得ない事の多くを教えていただきました。建具の図面を簡単な線を書くことで終わらせてしまっている僕達に対して、それでも優しく「良いデザインを考えてください」言われ、頑張って良い建具の入れられる家を考え、武井さんにお願いしたいと思います。 写真の左から武井さん店主とその次男、長男と親子3人、午前中には一人職人さんにお休みして頂き今日の勉強会を行なわせていただきました。武井さんには設計事務所に対応する為に様々な材寸を用意していただいています。建具材は単純に㎥単価が高いだけではなく、材をストックする場所の維持などを考えると初期投資だけではなく、その努力には驚かされました。こんどは発注する時にお邪魔しますので、 今回は僕が少し忙しく、告知が遅れてしまいましたが、次回からはチャント告知したいと思います。基本的に年4回・水曜日に行なわれますが次回の予定はまだ未定です。プロ向け勉強会へ参加したいと言う方はご連絡お待ちしていますので、ひなよし
by hinata_gkc
| 2005-02-12 14:52
| 勉強会φ(..)
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